ひさびさの更新

最近読んだ本についてひとこと。


超能力者たちの夏


主人公が学校で問題を起こし転向した先が超能力者だらけの学校だった、という設定。
基本的には学園青春物ものだが、もうひとつ主題としてなぜ超能力はその存在を立証されないか、という問いに対するひとつの答えが示されている。現実の世界に超能力が存在するか、は置いておいたとしても、なかなか整合性のとれる解釈で興味深かった。


うちのメイドは不定形


クトゥルウフ神話をモチーフにした、ボーイミーツガール(?)。ある日突然やってきたのは
スライムのように特定の形をもたない知的生命で、あらゆるものに姿を変えられ、普段は
可愛らしいメイドの姿をしている。どっかでクトゥルウフを題材にした似たようなライトノベルがあったが、個人的にはこっちのほうが面白かった。不定形のメイドさんの名前は
「てけり」というのだが、確かに人間らしさというのを学習して、それらしく振舞っているのだが、やはり人あらざる部分が残っていて、魅力がある。人の能力をはるかに超える
存在であるにもかかわらず、そういった人外に、可愛らしいメイドの姿で奉仕されるというのは、まるで矮小な自己が優しく包み込まれるような感覚を覚え、至高である。



二人の距離の概算


ほうたるとえるがもっともっと近づきますように。


あるいは脳のうちにすむ彼女


アンドロイドとのよくあるほのぼのコメディーかと思いきや、うってかわって、エルグロ
でおどろいた。