久遠の絆をちまちまとプレイ中。千年の恋、愛し合う者が敵同士、かなり使いふるされた手法だけどまーこういうの好きだから。伝奇ものということで当時は痕なんかと比較されたらしいけど、今比較するならAIRかなぁ。AIRもだいぶ古典的な扱いになってしまったけれども。あちらは千年の恋ならぬ、千年の呪い。もちろん、久遠の絆の方も呪いといえば呪い。AIRは家族の愛に重きを置いているから、悲しいけれど美しく描かれているのに対し、久遠の絆の方は恋人のそれだから、嫉妬、妄執、憎悪の連鎖。そのせいか、波乱に満ちた前世に対し、現代編での落ち着いた日常シーンがよく映える。ギャルゲーで退屈な日常シーンがこれほど退屈に感じられないのは不思議だ。万葉とのバカップルぶりにも笑って許せる、むしろ微笑ましく思える。


3章の半ばぐらいまできて思ったのはちょっといにしえの神々の話が弱いような・・・神代の話があっさりしすぎててイメージしにくい。これからもっと掘り下げた話になるのかな。


神々の話で思い出したけど、ツギハギ殺人事件というフリーゲーム、一見ミステリのようにみえてなんちゃってミステリで、かなりぶっとんだ方向に話が進む。後半の展開に唖然とするのは間違いないが、面白いと思うか超展開と思うかはその人次第。私はこういうのは垂涎ものでむさぼるようにプレイした。全3編で完結予定、現在2編まで公開中。完結編は2007年だそうで、フリーゲームの中で最も期待している続編の一つ。グッバイ・トゥ・ユーもはやく続きまだー?