狼と香辛料Ⅲ読了。といっても読書とはいえない。読んでいる間はずっと精神が平静でいられなかった。ホロの魅力は少女の容姿をしていながら老獪なところがあるだけではない。ときには本当に少女のような面も、それも演技ではなく見られるところだ。悠久の時を生きていれば精神も老成するというもの、しかしホロはそうではない。少女と賢老とのそのどちらともいえない絶妙な均衡が雄を夢中にさせるのだろう。私もその中の一人である。


さて、抱き枕を梱包する作業にもどるとするか。